August 31, 2004

秋立つ日には

陽射しはまだまだ強くても、確かに秋の気配が忍び寄ります。

鮨ネタの魚たちも、同じ鮮やかな青魚である鰺から、秋刀魚に切り替わります。
昔は内陸地で秋刀魚の刺身を食べるなど、とても考えられませんでしたが、最近は我が家の周りの鮨屋でも、ネタのしっかりしたものを食べさせてくれます。

軽く酢締めしたものは、臭みもなく、初めて食する人も、大抵は「これが秋刀魚ですか?」と、驚いたような顔をするが、すぐに「もっと握って!」とお代わりを注文するものです。

秋刀魚は庶民の魚であると共に、滋養に富んでいるので、買って良し、食べて良しの優等生である。
懐かしい昔、お金はなかったけど、今よりずっと父とも母とも近かった時代。
秋の食卓は、腹を減らして帰る子供のために、精一杯のごちそうが並んでいた。

秋刀魚黒焦げ工場の飯大盛りに


香ばしい焼き匂いが、ふっと鼻先をかすめて行く....そして秋だ。

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