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July 17, 2006

梅雨のあとさき

今週末に大阪に行こうと思ってます。
ここ数年、この時期に生まれ故郷である河内松原の生家と、祖父母の眠る近くの墓に詣でるのが夏の約束になっています。
群馬に来て暮らした時間がずーっと長いけれど、まさに三つ子の魂百まで、の例え通りに、自分の意識・無意識の記憶の中にはっきりとその故郷が残っています。
誰にも説明出来ない血の流れのような、不思議に懐かしく、また何かに引きつけられるように生地へ帰ります。

子供の頃、あれほど嫌だった京都・奈良のお寺参りも、今は進んで行きたいと思うし、また何とも表現のしようがありませんが、セミの声を聞きながらお香の漂いに心から癒される気持ちです。
私をかわいがってくれた叔母が、たいそう寺社仏閣が好きで、中学生くらいまでそのお供に連れられたのですが、当時これが私はイヤでイヤでたまりませんでした。
暑い夏の京都を、当時市電がまだ走っていましたから、それを乗り継いで有名寺社から誰それの隠居所の様な場所を巡ったのですから、今思えば子供にその意味を知れ、と云う方が無理だったかもしれませんね。
しかし、その叔母が教えてくれた事が、今、この歳になってやっと本当の意味が分かります。
私は仏教徒ではありませんが、薄暗く、また一瞬の清涼感を知るお堂の中で、遙かなる大脳の無意識域をくすぐるお香に包まれてこうべを垂れる時、遠く霞んでしまった記憶の中に、確かに祖父母の姿を認める事が出来ます。

梅雨が明ける頃、大阪は一気に暑くなります。

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